プロパンガスを個人で契約する方法が分からず、お困りではないでしょうか?
大丈夫!個人でもLPガスの契約は可能ですし、LPガスボンベやガスホースだけならネット通販でも購入可能です。
この記事はプロパンガスの購入について、
- プロパンガスボンベを購入する方法
- ガスを充てんする方法
- LPガスの料金
の3つのポイントを踏まえて解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。
それでは早速解説していきます!
LPガス(プロパンガス)の種類
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LPガスの入手方法を解説する前に、ガスの種類について少しだけ解説しておきたいと思います。
意外と知らない方が多いのですが、実はガスには都市ガスとLPガス(プロパンガス)の2つの種類があります。
このうち、移動販売やキャンプ、露店販売で使われるような持ち運び可能なガスはプロパンガス(LPガス)の方です。
上の写真のように持ち運びできる形状になっていて、ガス容器だけなら個人でもネットで購入可能です。
都市ガスは地下のガス管によって各戸に供給されるガスなので、当然持ち運ぶことはできません。
ご自宅で都市ガスをお使いの場合でも、移動販売でガスを使われる場合は改めてプロパンガスの購入・契約が必要ですのでまずはご承知おきください。
プロパンガス(LPガス)の購入・契約方法
つぎにLPガスの購入・契約についてですが、方法としては
- 契約できるガス会社を探す
- ガス会社にボンベを持参し、必要な時に充填してもらう
の2ステップで完了です。
①契約できるガス会社を探す
まずはガスを充てんしてくれるガス会社を探しましょう。
まずはご自宅の近くにあるガス屋さんで、新規契約できるガス会社を探しましょう。
ここでいう「契約できるガス会社」とは、「ガスをガスボンベに充填してくれるガス会社」のことです。



前述した通りLPガスの容器だけなら通販でも購入できるのですが、中身のガスを購入するためには、充填してくれるガス会社を自分で探すしかありません。
継続的にボンベを使用するためには追加充填も必要になりますので、ご自宅周辺のガス屋さんにお願いするのが一般的です。
すでに自宅用としてLPガスの契約をされている方は、そのガス屋さんで契約できないか確認してみてくださいね。
②ガスを充填(じゅうてん)してもらう
ガス会社に指示された充填所に容器を持参すれば、充填してもらえます!
最初に充填したガスがなくなっても、契約したガス会社にボンベを持参すればその都度充填してもらえます。
容器に多少残っている程度でも充填できますので、完全に空になっていなくても大丈夫。
支払う料金も、正味の充填分だけでOKなので損することもありません。
LPガス(プロパンガス)の契約を断られるケースが多発!



ただし移動販売のように持ち運ぶことを前提とした使用の場合、契約&購入を断られるケースが多発しているので注意が必要です。
ガス事故が発生した場合に備えて「現場に急行できる範囲に限った販売」が経産省から推奨されており、ガス会社としては不特定の場所で使用されるボンベへの充填ができないのです。
残念ですが対策としては、契約先が決まるまでとにかく自分で探しまくるしかないのが現状です。
どうしてもガスが手に入らないという場合には、電気調理器具を使うか、カセットコンロを使うしかありません。
キッチンカーの電源を確保する方法については、こちらの記事↓で詳しく解説していますので参考にしてみてください。


なお、この件は移動販売やキャンピングカーでの使用に限った話だと思われます。
自宅で使用される方は契約可能だと思いますが、今一度ガス屋さんにご確認ください。
ガスボンベの大きさについて
持ち運ぶことを前提に購入する場合は、5Kg・8Kg・10Kgの中から選ぶことをおすすめします。
さて、ガスボンベと一口に言ってもその大きさは2Kg~50Kgとさまざまです。
その中で持ち運びを前提に選ぶなら、5Kg・8Kg・10Kgの中から選ぶことをおススメします。
これ以上大きなものは置く場所に困りますし、重すぎて持ち運びが不便になってしまいます。
逆に5Kg以下のものはすぐにガスが切れてしまって、何度も充てんし直さないといけないので大変です。
購入に際しては置き場所や使用頻度に合わせて、最適なボンベを選ぶようにしましょう。



5年毎にガス容器の耐圧検査が必要
私が耐圧検査を受けた時の検査料金は、3280円でした。
もうひとつ注意点として、LPガスボンベの購入後は製造年月日から起算して3年もしくは5年ごとに耐圧検査を受ける必要がありますので覚えておきましょう。
検査を受けて、問題なければまた同じ期間使用可能。
問題がある場合はその時点で新しい容器を購入するようにと、ガス会社から説明があります。
期限切れ間近になると、ガス会社から連絡が来ると思いますのでその指示に従いましょう。
ガスボンベを車に載せる時の注意点
- プロパンガスボンベ10Kg2本までなら搭載可能
- 10Kg2本以下なら「高圧ガス」の警戒票の貼り付けも不要。それ以上なら車体に掲示が必要。
- 40度以上になる環境でボンベを放置しないこと
- 立てた状態で保管すること
- 火器からできるだけ離れた場所で使用すること
引用:LPガスを車両積載・移動する際の注意点
(http://www.ishikari.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/lp_move.pdf)
なおキッチンカーに限らず、ガスボンベを車に積む場合には上記のとおり注意が必要です。
法令で定められている決まりなので、必ず守りましょう。
LPガスを二股に分けて使用することはキッチンカーでは禁止?!
さらに、移動販売ではLPガスボンベを二股に分配してガス機器に接続することが禁止されています。
上記のようなガス分配器が販売されていますので、家庭で使用することは可能だと思われますが、商売用で使うキッチンカー内での使用はできません。



LPガスボンベ1本につき、ガス機器は1つしか接続できませんので、この点もご注意ください。
ガスの充てん料金
私が充填しているガス屋さんでは、1Kgあたり540円です。5Kgのガスボンベを満タンにする場合は、2700円の支払いとなります。
最後にガスの料金について触れておきます。
料金はガス会社ごとに異なるのですが、住宅で使用するガスのような「基本料金」の支払いは必要ありません。
その都度充てんしたガス量に応じて精算するといった感じで、私が5Kgのガスボンベを満タンにした当時は2700円の支払いで済みました。
当時は1日約6時間営業して、4日間ほどで空になっていましたので1日分のガス料金としては680円ほどってことですね。
LPガスの購入を検討されている方は、そんなことも参考に選んでみてください。
まとめ
以上、ガスを個人で購入する方法について解説してきました。
家庭で使用する場合は、特に規制されることなく普通に販売してもらえると思いますので、一度ガス販売店に問い合わせてみてください。
「ボンベを購入したものの、ガスの充填会社が見つからない!」なんてことにならないように、前もって充填先を見つけてから購入するようにしましょう。
また、お祭りや催事で一時的にガスを使用したいという場合にはガスのレンタルという方法もあります。
「ガス レンタル」で検索するといろいろ出てきますので、こちらも合わせて検討してみてくださいね☆
それでは、また。